瀬戸内海の島、豊島に行く。

今年で5回目となる瀬戸内国際芸術祭、皆は略して「瀬戸芸」ってよんでますね。

夏の開催は8月5日からで、今はまだ開催期間ではないけれど、常設の物や美術館はあるので、未だすいている内に行ってみる?っとガイドをしている友人からのお誘いで、行ってきました。


船の便も少なく、島内での移動は、バスもあるけれど、自転車がメインな感じなのかな?

便利な社会が当たり前って刷り込みのある私なんて要注意、昔は不自由が当たり前でしたから。

行った日が何とか雨は降らず!という暑い夏には絶好の天候。



私の世代は豊島と言えば、高度成長期に始まった産廃の不法投棄で悲惨な状況いなった豊島という印象が強いのですが2000年に公害調停が成立しそこから元の美しい豊かな島にもどくべく、活動が今なお続いてるそうです。


豊島は豊かな島と書いてる通り、高い山があり、水も豊富で、田んぼもあるとても自然豊かな島、アートと共に、以前のような豊かな自然を取り戻そうと棚田の整備も始められてました。



自然と共に、村の人たちの暮らしと共に、アートがある初めて訪ねてそんな感じがする豊島です。


弘法大師さんが掘り当てたとの伝説もある唐櫃の清水、この水で島の生活が潤っているそうです。

独特の矢羽根積みの石垣


そしてなんといっても、私が今回の豊島で一番気に入ったのが豊島美術館。




うまく説明できないのでしませんが、心穏やかに自分の感覚が解放されるような静かな体験型美術館かな?


ここでのんびり1時間ほど過ごしました。


これは会期中ではない、人の少ない期間だからこそゆっくり体験できたそうです。


今回連れてってくれた彼女曰くです。



瀬戸内海はたくさんの島があり美しいと思っていたのが、実は負の遺産をたくさん持っていたということを今回彼女の案内で知ったわけです。


負の側面を再生しつつ、島の文化自然とアートが共存していく瀬戸芸のこれからが楽しみです。


作家さんたちは、作品を作る何年も前からたびたび島に足を運び、島の人たちの暮らしに寄り添い、島の空気をまとってから作品を制作するそうで、島の自然と一体化した作品となってました。


唐櫃の清水の横にあった作品。

青木野枝さんの作品「空の粒子」


見上げると


鉄の輪っかの向こうに葉っぱの向こうに太陽の光がキラキラと散りばめられてる感じ。。。


芸術はそれぞれの、それぞれの解釈で感じ取るものかな?



お昼はオリーブ豚と豊島のお野菜のランチでした。




ゆっくりと流れる時に逆らわず、焦らず、何度も訪れ、少しずつ体感したいです。


船で渡るので、それだけは要注意です!!

ハル楡の木の下で

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