ずっと気になっていた和田誠展、行ってきました。
イラストレイターだった人、平野レミさんのご主人とぐらいしか知らなかったのですが、ものすごいたくさんの事をされてた才能豊かな方でした。
若き頃から活躍され、すっかり日本生活に馴染んでいた作品も多くて、あまりに自然に私の中に溶け込んでいたものだから、驚きの方が多くて。。。。
数えきれないくらいの作品が並べられていて、そして写真をとってもよいとのこと。
昔懐かしいテレビの洋画劇場の映像のカットに、窓際のトットちゃんの本の装丁もされていたとか。
いろんなジャンルの仕事をされてたんだと。
今ではその一つ一つが専門職となってるような気がするのですが、それを軽々と一人であれこれなさってたんだと。。。。
そして思わず子供時代の事を思い出したのが
このたばこのハイライト、父が吸っていたたばこで、その当時ひと箱70円だった記憶があって、70円持って近所のタバコ屋さんにお使いに行ってた記憶が突然よみがえってきました。
和田さんが24歳の時の作品だそうです。
タバコ屋のおばちゃんの顔もそのあたりの風景も浮かんできました。
私のように、なんて懐かしいのかしら!!とそんな思い出が蘇ってきた方の多い事でしょうね。
とてもたくさんの作品に圧倒され、いささか疲れたのですが、家に帰るとほんわか和やかな気持ちになったのでした。
御存命中に、和田誠さんの作品を認識して暮らしたかったなあ。
そんな気分になってます。
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