昨年から始めたフランス地方菓子の学び、先日も行ってきました。
私たちがイメージするのは、洗練されたケーキたちですが、もともとはそれぞれの地方の名産品やキリスト教の行事を基にして時代と共に発展していったものですから、もともとは素朴な物だそうです。
なので、大森先生はいつも、その地方で収穫された、または作られたものを使って作っているのだから、材料にそんなにこだわることはないのよ~といつもおっしゃる。
私はそんなざっくばらんなお人柄、人間らしさ、公平さを併せ持った大森由紀子先生にとっても惹かれてます。
そんな先生の講義は今回はイル・ド・フランスという地方。
要するにパリ近郊らしい。
その近郊で作られたお菓子たち。
奥から、ババ・オ・ラム、キャラメルのフラン、モンモラシー。
ババオラムは発酵菓子で、シロップを浸み込ませた物で本当はラム酒をしっかり加えるそうですが、私は飲めないのでラムなし。
それでもこれはとっても美味しくて、発酵はちょっとハードル高いけれど、大森先生のやり方だとできそうな気分。
何せ、こんな感じかなあ~って具合に進めるのです。
そしてフランは、フランス人が大好きなもので、日本人のイメージからするとプリンみたいな感じ。でもとっても濃厚です。
そしてモンモラシー、サクランボを使ったタルト。
モンモラシーと名前が付けられていたら、サクランボが使われてるんですって。
歴史と共に、それに絡み合ってるお菓子の話をしてくださるのですが、フランス国王の愛妾になる人は結婚している女性でなければならなかったそうで、そんなお話もしてくださり、幅広~い歴史について宗教政治経済から女性問題まで、知識の幅広さには驚かされます。
聞いてもすぐ忘れるのが残念ですが、回数聞けば、記憶されるかな?
とにかくいろんなお話が効けて面白い。
試食は、大急ぎでざざっといただくので、ちょっと落ち着かないけれど、でも楽しいのですべてよし!!
これ一人分、多いでしょ!!
再来月が楽しみです。
0コメント