6月になりました。
月が替わるたびに、なんとなく気分があせってくるのはなぜでしょう?
昨年から2か月に1度、フランス地方菓子を習いに行ってるのですが、そこであれこれ歴史的な背景や、その同時のゴシップ的な話、宗教の話など、日ごろ聞くことのない話がとても面白くて。
でも残念なことに、メモも追いつかないし、すぐ忘れるしで「はぁ~、へぇ~」と面白~いの感動で終わってしまうけど。
でも、面白いんですよね。
5月に習ったのはロレール地方のお菓子です。
ロレール地方が発祥の有名なお菓子はマドレーヌ。
今回習ったのは、ロリケット・ヴィジタンディーヌ・メッスのチョコレートの三品
名前を聞いたのも初めてのお菓子たち。
手裏剣のような形がロリケット。
この形は、修道院の敷地の形なんですって。
伝統のお菓子は修道院に関係のあるお菓子がとても多くて、昔は教会には色んなものも集まり、お砂糖やバターなど一般の人々がなかなか手にすることのできなかったものが集まってきたという証拠ですね。
そこから色んなものが発展していったんでしょうけれど。
これ一人分の試食。
このクラスでは地方菓子とワインのマリアージュも注目すべきところで、ソムリエさんがワインもセレクトしてくださるけれど、下戸の私は本当に申し訳なく、そして残念に感じます。
その中で今回作ったのが、ヴィジアンティーヌ。
花模様の専用の型も購入して、自宅で再現。
フィナンシェと配合や作り方は似ているので、この型でなくてもルくれますが、きっとヴィジアンティーヌと呼ぶのはこの形だからでしょうね。
美味しくてあっという間になくなりました。
先生からは50歳以上の方は一日1個にした方がいいですよ!とのことでした。
地方菓子や伝統菓子はその背後のストーリーを聞くだけで楽しくて面白い。
それが頭の中に納まってくれたら、もっと楽しいのになあってつい、思ってしまう私です。
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